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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2017-08-01-Tuesday マグサイサイ賞

上智大学の石澤良明教授が

アジアのノーベル賞とも言われるフィリピンのマグサイサイ賞を受賞することが決まった。同じ帯広出身者として嬉しく、大変名誉なことだ。

石澤先生は帯広市のご出身で、石澤先生が、帯広市が1995年に設置した「大学設置促進委員会」の副委員長を務められておられる時に、私が、その委員に任命された時から親しくお付き合いをさせてもらっている。

だから、かれこれ22年ものお付き合いになるのだ。

石澤先生のご案内付きで、カンボジアのアンコールワットにも数回同行させてもらってもいる。

こんな贅沢(金銭的な意味ではないよ)な解説付きの遺跡見学なんてものはそうそう出来るものではないから、身に余る僥倖である。

この辺りの事情に関してはこのブログにも、詳しく書いているので、ここでは割愛するが・・・。

今回の先生の受賞に関して、新聞社から感想を求められたりしたから、結構、新聞記者の方々も、このブログを読んでくれているのかもしれないなぁ〜。

石澤先生の貢献は、本当に素晴らしい。世の中にこんな優しい心根を持った方が居ることに、私も心を洗われる気持ちになる。

石澤先生と接しているだけで、自分も何かしらこの世の中の為に働きたいと思うようになるから不思議である。

先生の貢献が、日本以外の外国にも認められたということが嬉しい。こう云う素晴らしい貢献は、世に広く発信して、評価され、後に続く人が現れることが望ましいと思う。

メデタイ、メデタイ!


■2017-08-03-Thursday 北大病院

北大病院に行って治療日程等の相談してきた。

その前段階として、尿流測定と残尿測定検査を行った。

おしっこの勢いと量を調べる検査と、排尿直後の膀胱に残った尿の残量をエコーを使って調べる検査だ。

泌尿器科の診察室内にある検査機の付いたトイレでオシッコをするのだが・・・。

最近、頻尿と残尿感、そして、オシッコの我慢が出来なくなってきている。

寝ている間は5〜6時間はトイレに行かないのだが、昼間、起きている時には1時間置きくらいにトイレに行くのである。どうにも、残尿感があって、1回のトイレで完全にオシッコが出切らない感じがするのだ。

精神的なモノなのかもしれないが、癌宣告を受けてから、丸1ヶ月以上も治療をしないでいるから症状が進んだのではないかと心配になる。

泌尿器科の診察時間は11時の予約であるが、その前に尿量検査・残尿測定検査を済ませて、医師がそのデータを確認する必要があるから10時に北大病院に入ったのだが、朝起きてから2回もトイレに行ってしまったので尿意がないのである。

なるべく膀胱にオシッコを一杯貯めてから、勢い良く出そうと思うから、札幌駅で水のペットボトルを買って飲んだのだが、今度は出そうと思うとなかなか尿意を感じない。

待合室で尿意を感じるまで30分間ほど待ってから検査を行ったのであった。

看護師から「いつも小便は立ってしますか?座ってしますか?」と聞かれた。

公衆便所では立ってするが、そういえば自宅では最近は座ってしているなぁ〜。自宅のトイレは洋式便器なので、立ってするとオシッコの切れが悪いと床にこぼれてしまうことがあるからだ。

ここでも座って検査した方が楽だと思ったので座って検査を行った。

その後で、別室で、残尿量のエコー検査と担当医師から前立腺の触診を受ける。お尻から指を入れて前立腺を触っての検査である。これまでに、もう4回もこれを受けたが毎度、これが辛い。しかし、最初の時の激痛を感じなくなってもいる。慣れたのかしら、あんまり慣れたくはないけどねぇ〜・・・。

検査結果が出たので、先週の結果と合わせて医師がデータを見ながらの問診を受け、今後の治療方針を決めていく。

私は、出来るだけ早くに治療を開始して欲しいとお願いしたが・・・。


■2017-08-04-Friday 健康

癌宣告を受けるまで、

自分の健康には気を遣ったことがなかった。

27歳で結婚して以来、毎年順調に育ってきたお腹周りと体重も、ず〜っと右肩上がりであった。

スーツのサイズも、Y体→AY体→A体→AB体→B体→O体へと順調に変わっていったのである。

5月22日に受けた人間ドックで、前立腺のPSA検査の結果が思わしくないと聞いてから、急に身体の心配をし始めた。

本好きと云うこともあって、すぐに本屋に行って前立腺癌の本を購入して読み始めたら・・・。

前立腺癌の治療には、選択肢が多いことが分かったが、どの治療法をおこなっても少なからず副作用があると云う。

前立腺癌は男性ホルモンを餌にして成長する癌であるから、癌の進行を止めるには餌である男性ホルモンをシャットアウトする必要性がある。

男性ホルモンは、睾丸で95%、副腎で5%が作られている。この機能を何らかの治療法で止めるのである。

だから、いずれの治療法を行っても、男性機能の劣化や身体が女性化する等の副作用が生じる様なのである。

男性ホルモンをシャットアウトして、相対的に女性ホルモン量が増えると、筋肉量が減ってくると云う。女性が男性に比べて非力なのは、女性ホルモンの作用なのだそうだ。

治療を開始したら、私の筋肉もどうしても衰えてしまうようなのである。

この醜い出腹のまま筋力が落ちたら、一体どんなスタイルになるのだろうと想像したら・・・。

しかも治療中には、腹筋運動は厳禁なのだとも言う。

腹筋運動なんて、ここ20年間くらいやったことがないが、これはイカン!想像しただけでオゾマシイ!治療開始前に、この出腹を何とかしなければならない。

昔使っていた腹筋台を引っ張り出してきて、早速腹筋運動を開始したのであった。その甲斐あってか、結婚以来、ただの一度も細くなったことがなかったウエストが少しずつ細くなってきたではないか。

こうなると俄然やる気が出てくるのが私の性分である。毎晩、大量に飲んでいた酒もピタリと止め、間食も控えるようになって、急に健康的な生活スタイルになったのである。

もっと前から健康に気を遣っていたら良かったのになぁ〜。

会う人毎に「あれっ、何だかスマートになったね〜」とか「痩せたね〜」とか言われる様になった。

私が癌だと知っている人からは「身体、大丈夫かい?」と心配されるほどである。

でも、まだ癌のせいで痩せ始めたわけではないのでご安心を、むしろ1ヶ月前よりも遥かに健康的になっていますから!


■2017-08-05-Saturday テレビの取材

北海道文化放送(UHB)(フジテレビ系列)から

取材の申し出あった。

毎週日曜日の12時から全道版で放送している「北海道からはじ○TV」と云う番組で、司会は千原ジュニアとベッキーである。

ディレクターの説明では、この二人が帯広を訪れて、それぞれ気になる場所を取材して写真を撮り、その出来栄えを競い合うと云う趣向であると云う。

その取材先のひとつにマジック・ミュージアムをと云うことである。

マジック・ミュージアムには、ジュニアとベッキーのどちらが取材に来るのか尋ねたら、ベッキーだと言うので引き受けたのだが・・・。

引き受けたのは良いが・・・。

1日に札幌の北大病院に行って、ある程度の治療スケジュールを決めてきたのだが、当初想像していた10月末頃からの開始予定が、大幅に早まったのである。

私としては、癌宣告を受けてからは、一時も早くからの治療開始を望んでいたのだが、陽子線治療の混み具合や病室の混み具合などの事情があってなかなか決まっていなかったのである。

それが、8月下旬くらいから開始出来そうだと云うので、それでお願いしますと言ってきたのである。

取材日は5日(土)であるから、まったく問題がないのだが、放送日は8月13・20日になると云うから、まだ夏休み期間中だし、取材を受けてマジック・ミュージアムの宣伝をしても、私が入院していたら閉館しなければならないから、テレビ番組を視聴した方から訪ねたいと言われても受けられなくなる可能性がある。

1日に札幌から戻ってすぐにディレクターに事情を説明してお断りしようとしたのだが・・・。

ディレクターからは、マジック・ミュージアムは是非とも取材したい場所だからというので、結局、お引き受けすることになったのであった。

5日は昼の12時から撮影が始まった。

ベッキーは、ゲス不倫で話題になって中央のテレビ界からは、干されている状態である。

会ってみたら、意外と小柄なのに驚いた。ハーフと云うことで、私の頭の中ではスラリとした背の高い女性と云うイメージを勝手に作っていたのだった。

話すと、以前のイメージ通りの明るいキャラで、テンションも高くて楽しい撮影になった。

ここ以外にも、数か所の撮影があると云うことで1時間ほどで別の場所に移ったが、スタッフは、明日の朝、もう一度、ここを撮影させて欲しいという。今度はベッキー抜きで、撮影の補完をしたいと云う。

番組作りって大変なんだなぁ〜。

放送日は8月13日と20日の2週に渡っての放送だと云う。楽しみである。


■2017-08-07-Monday

そろそろ前立腺癌の治療が始まるが・・・

私の治療法は最先端治療である陽子線治療法と内分泌療法の併用でおこなう予定である。

内分泌療法と云うのは別名ホルモン療法で、男性特有の器官である前立腺の癌は、男性ホルモンを餌にして進行する癌であることから、餌である男性ホルモンをシャットアウトすることで進行を遅らせる治療法である。

副作用としては、男性機能が劣化する。身体が女性化する等などがあると書いてあるが・・・。

その中に、頭髪が増える、体毛が薄くなる、オッパイが大きくなる、発汗(ホットフラッシュ)が起こる等の症状が現れると云う。

6〜7年前に、私の頭頂部が薄くなってハゲてきた頃に、プロペシアと云う経口発毛薬が発売されたが、これを医師に処方してもらって半年間程飲んだことがあった。

確かに、髪の毛は増えた様な気がしたが、乳首が敏感になって痛痒くなってきたのだ。このプロペシアには女性ホルモンと同じ効果があると言われ、男性機能にも影響がある場合があるとの注意も受けていたので、すぐに飲むのを止めたのであった。

今回の内分泌治療法で処方される薬は、そのプロペシアよりも強力な薬になるようだから、私のシンボルマークである髭がどうなってしまうのか心配している。

私は大学生の時に、駒大マジッククラブの発表会で、代々の鳩出しマジックを演じる者が口髭を生やしていた伝統を守れなかったほど、当時は髭が薄かった。

発表会前の3ヶ月間、一切髭を剃らなかったのに、カビのようなフワフワした産毛しか生えなかったので、口髭を断念したのである。

きっと当時は男性ホルモンの産出量が少なかったのだろうなぁ〜。

1985年の27歳の時に結婚してから、段々と髭が太くなって伸びる様になってきた。その濃くなった髭に反比例して頭髪の方が薄くなり始めて、頭頂部の薄さが目立ってきたのだった。

私の髭は、今から26年前の1991年から伸ばしている。キッカケはJCの海外旅行であった。

12日間ほどのカナダ・アメリカ旅行であったが、この間に髭を一切剃らずにいたらどうなるか試してみたのである。

帰国したら、鼻の下から顎から頬にかけて全てが見事に繋がったのである。妻も似合っているよと言ってくれたので伸ばすことにしたのだが、夏は暑いので剃ったり、手入れが面倒になったら剃ったりと、1年中伸ばしていることはなかったのであるが、2007年3月末に北の屋台を卒業した際からは、ズ〜ッと剃らずにいるのである。

だからここ10年間は、私の顔には常に髭があったというわけである。

すっかり、髭の坂本ちゃんが定着したのだ。

それが・・・、果たして今回の治療がこのシンボルマークに影響を与えるのであろうか?

前立腺癌をキッカケにして、再度のイメージチェンジでもしようかしら・・・。


■2017-08-09-Wednesday 治療開始

9日からいよいよ治療開始である。

今回は8日から3泊4日の入院をして手術を受けることになっている。

まずは、8日の10時に札幌の北大病院の入退院センターで入院の受付をしなければならないが、帯広を朝6:45発の特急スーパーとかち2号で札幌に向かえば9:33に到着する。これだと前泊する必要がない。

最近のJRは遅れて到着することが多いが、今回は入院手続きだけだから多少遅れても大丈夫だと思ったのである。こう云う何でもない時には時間通りに到着をするものだ。

入退院センターで入院のレクチャーを受けてから、入院する泌尿器科病棟に向かう。

生れてこの方、入院なぞしたことがないし、そもそも病院が大嫌いだから妙に緊張する。

泌尿器科病棟のナースステーションで名前を告げると病室に案内される。今回は個室に入院することが出来た。

荷物を整理して落ち着いたところで、入院着に着替えてから、採血、身長、体重、体温、血圧、酸素量などを調べる。

2時間ほど経ってから、泌尿器科の担当医から治療法と明日の手術に関しての説明を受けてから昼食。昼食は病院の食事を摂る。病院食を食べるのは初めてである。

16時までにシャワーを浴びてから、手術用の点滴の管を装着するが、点滴は明日の朝までは行わない。この後はこの日のスケジュールは何もないのである。

妻が夕方に到着する。

明日の手術は簡単なものらしいのだが、私も一人では不安だし、妻もやはり心配なのだろう付き添ってくれるのは心強いことだ。

妻が札幌駅に到着したとメールが入ったので、弁当を買ってきてもらうことにした。食欲はあまり無いのだが、病院食だけでは足りない気がするし何となく味気なくて力が出てこない感じがしたのだ。見舞い客は20時までに病院を出なければならないので妻はホテルに行く。これからは私一人で病室で過ごすことにんる。

就寝前に下剤の坐薬を刺して排便。夜の21時以降は食べるのは禁止である。水も朝の6時以降は禁止。もちろん朝食抜きであるし、手術前に再度下剤の坐薬を刺して排便。手術直前には排尿を済ませる。

病院のベッドや枕は固いし、緊張の為か眠れない。意外とナーバスになったのであった。

妻は9時に病室に来てくれた。手術までの時間がやたらと長く感じる。

11時に手術室に向かう。


■2017-08-10-Thursday 手術

前立腺癌の治療法には選択肢が多いのが特徴である。

私が受ける治療法は、大きく分けると「放射線療法」と「内分泌療法(ホルモン療法)」の二つの併用である。

この「放射線療法」にもいくつかの種類があって、私が受けるのは「陽子線治療」である。

また「内分泌療法(ホルモン療法)」にもいくつかの種類があって、私が受けるのは「内科的去勢術」と呼ばれるものである。「去勢」と云うとキンタマを取ってしまう睾丸摘出手術を連想するが、これは「外科的去勢術」と云われるもので、「内科的去勢術」とは睾丸摘出と同じ効果を持つ薬剤を投与するもので、これまた使う薬剤にも色々な種類があるのである。

ただ、いずれにしろ前立腺癌の餌である男性ホルモンをシャットアウトする療法であるので、副作用として男性機能の劣化や女性化などの症状が現れると云う。

最初に10日に行う手術は、北大の陽子線治療法独自の手法である、前立腺内に1.5ミリの純金の球を3個挿入してから陽子線を当てる治療法をおこなう為に、まず、この金球3個を挿入する手術を受けるのである。

だから、私は去勢でキンタマ(睾丸)を取るのではなく、逆に3個のキンタマ(金球)を入れる手術を受けるのだ。

なぜ、3個の金球を前立腺内に挿入するのかと言えば、陽子線治療と云うのは、X線などの弱い放射線を放射するのではなく、水素イオンを高速の70%まで加速した陽子線をピンポイントで癌細胞だけに照射する治療法であるが、3個の金球は他の健康な細胞に当たらないように癌細胞の位置を正確に把握するための目印なのである。

前立腺と云う臓器は、膀胱の下、直腸の前に位置しているが、膀胱に貯まるオシッコの量や、直腸に貯まる大便やオナラなどに依って、前後上下に微妙に移動するのだと云う。

毎日変わる前立腺の位置を正確に把握する為に、3個の金球の位置を測定しながら陽子線を放射するので、より正確に癌細胞だけをピンポイントで叩くことが可能になるのだそうだ。

陽子線と云えども放射線であるからには、癌細胞以外の健康な細胞に当てれば害を及ぼすことになるから、その危険性を極力排除しようという北大独自の治療方法なのである。

私が北大を選んだ理由の第一がこの治療法なら信頼できると考えたからだ。

11時に手術室に入る。手術室内に入るのは初めての経験であるし、ましてや自分が手術台に乗ると云うのは気分が良いものではない。

名前の確認やら何やら、シツコイくらいにやたらと確認作業が多い。他人と間違われたら大変だから、この作業は当然である。

横向きになって、腰の皮膚に軽い麻酔注射を打ち、それから腰椎麻酔注射を打つ、ジワ〜ッと下半身が熱くなる感じがして、段々としびれてくる。

足を広げて固定され、オチンチンをテープで固定された様だ。「様だ」と云うの、触られているのは分かるのだが、もはや感覚が無くなっているからだ。医者が、麻酔の効き具合を保冷剤の様なものを、私の身体のあちらこちらに当てながら冷たく感じるか否かを聞いてくる。

麻酔が効いたことを確認してから手術開始。

麻酔は下半身にしか効いていないので、頭はハッキリしているし、音もハッキリ聞こえる。

陰毛を剃るのかと思ったら、そのままの状態で開始した。キンタマ袋と肛門の間を小さく切開して、そこから器具を入れて前立腺内に3個の金球を挿入しているようだ。まったく痛みはないのだが、触られている感覚があるだけに何となく気持ちがよろしくない。

私からは医者の作業は見えないが、私からは、エコーの画面と、その画面に映る内視鏡の映像が目に入る。

最後に、膀胱にカテーテルを挿入して手術終了。時間はちょうど1時間である。

手術台からストレッチャーに移動し、ストレッチャーに乗せられたまま入院室まで戻るが、天井を見ながら移動する感覚は不思議な感じがする。

昔の米国の医療テレビドラマの「ベン・ケーシー」でカメラが天井を映して患者の目線で移動する場面を思い出した(古いね〜)。

病室では、ストレッチャーからベッドに4人掛りでイッチニノサンで移動させられる。

時計を見たら12:20である。これから6時間後の麻酔が切れる18:20までは、身動き出来ないし、また一切の飲食が不可なのである。


■2017-08-11-Friday 手術後

手術の前後に妻が傍に居てくれるのはありがたい。

いくら簡単な手術だとは聞いていても、何せ手術は初めての経験であるからやはり心細いものである。

手術終了後に、6時間も身動き出来ない状態で、一人ぼっちで病室に居るなんてとても耐えられない。

いくらボタンを押せば看護師が駆け付けてくれることにはなってはいても、常に目の前に妻が居るのと居ないのとでは、安心感が異なる。話し相手が傍に居ることで、随分と気が紛れた。感謝である。

こんな心細い心理は、入院して初めて理解出来たことだ。

下半身の麻酔が切れてきて感覚が徐々に戻って来る。このまま麻酔が切れなかったらどうしようという心配が無くなっただけでもかなり気が楽になる。

昨日の21時からは、何も食べていないのと、手術が終了して緊張感が薄らいだことで急にお腹が空いてきて何かを食べたくなってきた。

点滴は受けてはいるものの、お腹は空いているのだ。

手術後3時間が経過して、15時20分からは飲食が可能になるが、手術後6時間の18時20分までは頭を上に上げてはイケナイと云う。看護師が私のお腹の働き具合を確認に来て、ようやく15:20にOKが出たが、頭は依然として枕から上には上げてはイケナイという。まずは妻に水を一口飲ませてもらう。入院に先だって、病院から蓋とストローが付いたコップを買って来て持参するように指示があったが、この為であった。

頭を上げずに飲食するのは結構難しいことである。

固形物を食べるのは難しいので、妻に下の売店からアイスクリームを買って来てもらった。上半身は自由に動かせるのだが、妙に甘えて何故だか妻にアイスクリームを食べさせてもらう。

6時間後の18:20に看護師が病室に来て、血圧、体温などを測り、カテーテルをつないである袋の中の尿を見て、血尿の有無を調べてから、電動ベッドの動きに合わせて状態を起こしても良いと言われる。だが、まだベッドからは降りられないままである。

病院の夕食が病室に運ばれて来たが、あまり食べたくなるようなオカズがないので、妻に売店から弁当を買って来てもらう。

妻は明日には仕事があるので、19:40の列車で帯広に戻らなければならない。

麻酔はほとんど切れているものの、明日の朝まではベッドに寝たままでいなければならない。

妻が帰った後は、急に心細く感じた。

21時に看護師が消灯しに来る。昨晩は、緊張と慣れないベッドと枕でほとんど寝ていないから、すぐに寝入ったまま朝5時までグッスリと寝ることが出来たのであった。

6時に血圧、体温、酸素量などを測定し、血尿の有無を確認した後、看護師と一緒に病室を出て、徒歩でナースステーションの前まで行き、体重を測る。フラフラせずに歩けることを確認してから病室に戻り、大便は便所でしても良いとの許可が出る。

別段、それまでは便意は催さなかったのだが、オムツに大便はしたくはなかったので安心した。朝食を食べたら便意を催し、トイレに入るが・・・。

オチンチンの先にはカテーテルが入っている。その管をおへそ側(上側)に絆創膏で止めてあるのだ。いつも洋式便器に座ってする際にはオチンチンを下に抑えてするのだが、絆創膏で止めてあるし、管が繋がっているからそのまま小便してもオシッコはビニール袋に収まるので心配いらないのだが、オチンチンの向きが違うのがとても気になるのである。

無事に大便も済ませてから、医者の回診を待つ。

手術後の経過も良好とのことで、病室のベッドの上で医者がカテーテルを抜くのだが・・・。この抜く際の気持ちの悪いこと、オシッコが出る感覚がして、思わず漏らしてしまったかと感じたのであったが、これは管を抜くのとオシッコが出る感覚が同じことから感じた錯覚で、実際にはオシッコは出ていなかったのであった。

医者からは水分を普段よりも多めに取って、オシッコをたくさん出して下さいと言われる。

ペットボトルの水をガブガブ飲んで、最初にトイレに行った時にはとっても痛かったぁ〜、最初の数滴は血尿が出たが、すぐに薄れてくる。オシッコの色もややオレンジがかった色で血が混じっている様な色ではない。

明日の朝には退院出来ますよと云う。


■2017-08-12-Saturday 退院

10日の朝に、

膀胱残留カテーテルを抜き取り、左腕の点滴の管も抜き取った後は、自由に動き回ることが出来る。

手術の翌日なのに、もう動けるの?!と驚いたが、それぐらい楽な手術と云うことなのだろうなぁ〜。

身体に、薬臭い匂いが付いている様な気がするので、まずはシャワーを浴びてサッパリした。

しばらく部屋で本を読んでいたのだが、すぐに読み終えてしまった。私は本を読むスピードがものすごく早いのである。

病院内の1階の喫茶店に行って、コーヒーとアップルパイを食べる。コーヒーがすごく美味しく感じたのであった。

売店に行き、週刊誌を2冊買って部屋に戻り読むが、これもアッと云う間に読み終えてしまった。

昼食は病棟のデイルームで他の入院患者さんらと一緒に食べるが、病院食は味気ない。これなら、長期に入院することになるなら自分用に瓶詰などのオカズを用意する必要があるなぁ〜。

昼食後に再度、喫茶店に行って食後のコーヒーを飲む。

部屋に戻ると、看護師が血圧、体温などを調べに来て「明日、退院出来ますが、明日11日は休日なので今日中に支払いを済ませて下さい」と云う。

医者から、退院がいつになるのかは手術を受けた後の経過を見てからでないと分からないと言われていたので、帰りの列車の切符はまだ買っていない。

これからお盆の帰省ラッシュになるであろうと予想されるので、明日の切符を買っておきたいなと思ったが・・・、

病院の支払いは17:30までに済ませて下さいと言われているが、肝心の請求書は4時過ぎになるとも言う。

看護師からは病院内は自由に歩いて良いと言われている。北大病院と札幌駅は徒歩6〜7分の距離であるから、散歩がてら駅まで行って明日の切符を購入してきたいと告げたら、医者の外出許可が必要とのこと。

許可証を発行してもらって徒歩で札幌駅まで行って11日の列車の切符を買ってきた。

途中に古書店が3軒あったので、暇だから中をのぞきながら病院へと戻る。もう痛みもないし、フラフラもしない。

病院に戻ると、放射線科の医者が病室に来て次回の日程を告げられる。14〜16日は帯広で、私が会長を務める「北の大地de大道芸フェスティバル」があるから避けて欲しいと事前に頼んでいたのだが・・・、

次回の診察は16日に決まったと言う。混んでいるようだから、こちらの日程に合わすのは難しいようだ。仕方ない。

今回、挿入した3個の金球が、手術後にシッカリと落ち着いてから、前立腺のどこに収まったのか、その位置をCTとMRIを使って撮影して、照射する際のポイントをコンピュータで計算する為の撮影をするのだと云う。

まだ治療そのものは行われないようだ。

いったいいつから治療が始まるのだろうか?

帰りの荷造りをしてから夕食は病院食を食べるが、それだけでは足りないのでバナナを一本食べる。

固いベッドや枕にも慣れてきたので、9時の消灯に合わせて耳栓と目隠しをして眠る。朝5時までグッスリと眠れた。

6時に看護師が来て、体温、酸素量、血圧などを測定。朝は看護師が病室を回っていてナースステーションには居ないので、ご自由に退院して下さいと言う。朝食はキャンセルしておいた。

7時に病室を出て1階に降りたら、いつもの玄関が閉まっている。休日だから別の出入口から出るが、タクシーが1台も停まっていない。

アリャマァ〜、鞄を転がして駅まで歩くしかないかと思ったら、1台タクシーがやって来たので乗車して札幌駅へ行く。

7:40発の列車なので、ドトールコーヒーで朝食セットを食べてから乗車。無事に帯広に戻って来たのであった。


■2017-08-14-Monday 大道芸

私が会長を務めている

「北の大地de大道芸フェスティバル」が13〜16日まで、「帯広平原まつり」と一緒に開催される。

最初に大道芸を平原まつりに導入したのが2002年であるから、今回で16回目の開催になる。

キッカケは、2002年8月12日に、旧知のマジシャンからの「大道芸人が今、北見に来ているんだけど、大道芸を演じられる場所が帯広市内にどこかないだろうか?」と云う電話からであった。

たまたま14〜16日までは、平原まつりであったし、この平原まつりではメインストリートから車をシャットアウトして歩行者天国にするから、そこに会場が作れないか、担当者に話を持ち込み、急遽ではあったが、OKをもらったのである。

その大道芸人と云うのが、現在は「ファニー・ボーンズ」と名乗っているクリスとけ〜ぼ〜の日英のコンビで、マネージャーのゆきなさんと3人で帯広に乗り込んで来たのだ。

前日の13日に一緒に酒を飲んで、かつては芸能界に片足を突っ込んでいた私と芸能談義で盛り上がったのである。

翌日からの大道芸も、マンネリ化した平原まつりに飽きていた観客からは大受け、拍手喝采であった。

すっかり帯広を気に入ってくれた彼等が「来年は仲間を大勢引き連れて来たい」と言ってくれたのである。

それから、年を重ねる毎に、大道芸人の参加人数も増えていき、今日のフェスティバルへと発展していったのである。

招聘する芸人は、芸人同士がリスペクトし合う高レベルの芸人だけに「帯広って面白いよ!」と声を掛け合って集めるので、世界で活躍する超一流の芸人ばかりが揃うフェスティバルになっている。

今回、私は治療中の為に、戦力外であるが、会長としてサポートをしっかりやろうと思う。

この機会にぜひ、大道芸をご覧あれ!


■2017-08-15-Tuesday 大道芸フェス

今年の大道芸フェスティバルの招聘芸人は

ファニーボーンズ・ダメじゃん小出、WittyLook、池田洋介、Syan、石原耕、ボンバング―、izumaイズマ、の8組10人である。

いずれも世界を股にして活躍している一流の芸人さん達だ。

今年気掛かりなのは、平日開催と云うことと気温である。

「平原まつり」の開催日は曜日に関係なく、毎年14〜16日の3日間と決まっている。子供や学生は夏休み期間中ではあるが、大人はお盆とはいいながら平日だと就業している会社が多いから、人出があるかどうかは微妙なところである。

それと、毎年悩まされる天気であるが、今年の8月はやたらと寒い日が多い。7月には、帯広が日本で一番暑いと言う日が2日間もあったと云うのに・・・。

北の大地de大道芸フェスティバルのスタッフのユニフォームは、半袖のTシャツなので、下に何かしら着ていないと、ユニフォームだけでは寒くてやりきれない。

スカッとした晴れにもならずに曇り時々霧雨みたいな天気である。

やはり、暑い時には暑く、寒い時には寒くないと人間の調子が狂ってしまう。

14日のパフォーマンス終了後に、芸人さん等をマジック・ミュージアムに案内して見学してもらった。今年はマジック関係のパフォーマーが2組いるので見せ甲斐があるというものである。

マジック以外のパフォーマーの人も、随分と喜んでくれたから嬉しいことである。


■2017-08-16-Wednesday 治療

今日16日は大道芸フェスの最終日であるが・・・

北大病院から来院するように指示されている。14〜16日は治療予定を入れないで欲しいとお願いしてあったのだが・・・。

今年はボランティアスタッフの人手が足りなくて困っていたのだが、私は重たいモノを持ってはいけないと医者から言い渡されているので、道具運びが出来ないからまったくの戦力外であるのだが、それでも居ないよりはマシなのであるが・・・。

昨日の2日目から、大道芸大好き人間の次女にボランティアスタッフをやってもらうことにした。今日も私の留守間に働いてくれるというから有難いことである。

9:57帯広駅発ー12:26札幌駅着の列車で向かう。朝食は普段通りに自宅で摂って、昼食も普段通りに摂ってから、北大病院には13:30までに入り、CTスキャンの撮影2回とMRIの撮影1回の予定が入っている。

そして、CT等の撮影直前に排便・排尿を済ませるように言い渡されている。

札幌駅に着いてからすぐに食事をしたが、なかなか便意が起きないので困った。

徒歩で北大病院に向かえば便意を催すかと思い歩いて向かうことにした。受付を済ませてから便所に入るが、踏んばったりしてお腹に力を入れてはいけないと言われているから、自然に便意が起こるのを待つしかない。こうなるとなかなか出ないものであるが、結局20分遅れの13:50分に済ませることが出来たのであった。

1回目のCTは、CT台の上にウレタン状の厚みのあるクッションみたいなモノが置いてあって、私がこれに仰向けに乗る。このウレタン状のモノの縁を私の身体のラインに合わせて職員3人掛かりで持ち上げながら型を取る様だ。そして、その出来上がった型に合わせて、私のお腹や腰の辺りに赤いマジックで線を引いていく。陽子線を照射する際の目印にするのだと云う。

それが終わったらCTの撮影だ。

次はMRIの場所に移動するが、さっき造ったばかりの型を職員がMRIの台に持って来てある。この型を乗せた台に仰向けに寝てMRIを撮影。再び、CTに戻って、再度、この造ったばかりの型に寝て2度目の撮影である。

今回の撮影で、先週、前立腺内に埋め込んだ3個の金球の位置と癌細胞の位置などを確認する様である。

撮影終了後に放射線科の医師から、今後の治療方法などの説明を受けるが、今回撮影したデータを基に治療計画を立てるのに3週間程の時間が掛るのだと云う。つまり、本格的な治療開始は9月初旬頃からになりそうである。治療は2ヶ月間やるが、始めたら途中で止めたら効果が無くなるから2ヶ月間のお仕事などは大丈夫ですか?との質問に「ハイ!大丈夫です」と答えたら「そうですか!それは良かった」と不思議そうな顔をしていた。

次は看護師からの注意事項であるが・・・。

今回、私の身体に引いた赤いマジックの線は、消してはいけないと云うのである。エ〜ッ、治療開始が9月初旬になると云うことは3週間は、このままお腹に何本もの赤い線を付けたままってこと!

赤い線が消えない様に線の上にシールを貼りますと云う。北海道弁で云うと何だかイズイなぁ〜。

帰りに、入退院センターに寄って入院手続きをして行って下さいと云う。

帰りの列車は19:40札幌駅発の列車を予約していたが、早目に終了したので1本早い17:24札幌駅発−20:18帯広駅着に変更して戻って来た。

大道芸フェスの打ち上げ会は21時までやっているが、珍しく列車に酔ったみたいに気持ち悪くなってきたので、そのまま自宅に戻った。2度のCTスキャンの放射線やMRI撮影の磁気の影響で気持ちが悪くなったのかもしれない。

何だか、ものすごく疲れたなぁ〜。

人間、健康でなけりゃ〜おちおち病気の治療も出来ないなぁ〜。


■2017-08-17-Thursday 大道芸終了

13〜16日まで開催した大道芸フェスが終了した。

17日は後片付けである。

私は、16日は前立腺癌の治療準備の為に札幌の北大病院に日帰りで行ったのでファイナルショーも打ち上げにも参加出来なかった。これは16回(実行委員会方式になってからは14回)の開催の中で初めての経験である。

朝9時に出社したら、数人の芸人が控室で後片付けをしていたので、昨日の状況を尋ねたら、ファイナルショーは、これまでの夜の時間帯から16時に早めたし、場所も広小路から8・9丁目交差点に変えたので、これまでとは随分と雰囲気が変わったと言う。

これまでの夜の開催は大人がお酒を飲んでいる人が多かったが、今回は16時と云うことで子供の観客が増えたと言う。

また、広小路の屋根が架かっている狭い空間から、広い交差点に出たことで、一体感が少し無くなった様な感じがしたそうである。

また、日高山脈に沈む夕陽が眩しくて、観客は演技者がシルエットに見えたんじゃないかとの懸念も感じたそうである。

まぁ、初めてのことであるから、その点は次回への反省点として参考にしようと思う。

今回招聘した芸人は、バラエティに富んだ人選で、初めて登場する芸人も4組あったから、観客は新鮮に感じてくれたことと思う。

初回から相変わらず、超一流の芸人さんばかりが来てくれているので、帯広の観客は目が肥えているだろうが、毎回、グレードアップしていくので、運営者としても自信たっぷりなのであるが・・・。

最初から超一流ばかり見ているから、逆に、レベルの低い芸人は招聘出来なくなっているよねぇ〜。

荷物をまとめてから、運送会社を呼んだが、去年までとは、配送のシステムが変更になっていて、大きなモノや重たいモノは引き受けられないと言う。

芸人さんも困っていたが、運送会社の担当者も困っていた。

今後は、その点も重要な問題になっていくなぁ〜。

昼に芸人さんを送り出して、後片付けも無事に終了。今年は、最終日が参加出来なかったのが残念であった。

来年は、実行委員会方式に変わってから15回目になる。若い後継者の養成が急務であると感じた。


■2017-08-19-Saturday バルーン

16日に開催した「北の大地de大道芸フェスティバル」最終日

毎年恒例の、出演者全員に依る一夜限りのコラボレーションである「ファイナルショー」。

最後の演技で、バルーンアーティストのSyanさんが、帯広の観光名所でもある「ばんえい競馬」で重たい橇を曳いて走る「輓馬(ばんば)」の姿を造形した。

輓馬は体重が1トンを超える巨大な馬であるが、その実物大の半分位の大きさの馬を風船で造形したのである。

その圧倒的な大きさと力強さは、そのまま風船がしぼんでしまって捨てるにはモッタイナイからと、ばんえい競馬場に寄贈して展示してもらおうと云うことになった。

風船のアート作品であるから、寿命は短いが、これだけ大きなバルーンアートは帯広市民もそうそう目に出来るものではないだろう。

ばんえい競馬の開催日は土・日・月曜日の3日間であるから、今日19日に寄贈をすることにした。

競馬場運営に関わりを持っていた大道芸の実行委員の清原さんと私の2人で競馬場に赴き、輓馬のバルーンアートの贈呈式を行った。

その模様は、地元の十勝毎日新聞社が取材をしてくれたので、明日には新聞にも掲載されるであろう。

ばんえい競馬場では13日に、大道芸人がパフォーマンスを行っているから、競馬場にとっても大道芸フェスにとっても、来年に向けての恰好の宣伝材料にもなるであろう。

風船であるから、空気が抜けるとしぼんでしまう短期間の作品であるが、是非、観に行って欲しいと思う。


■2017-08-20-Sunday 日曜日

この1週間はやたらと忙しかった。

病気の治療での札幌行きやら、大道芸フェスの運営、子供の帰郷など日々心身が休まる暇が無かったのである。

久し振りにユッタリ出来たので、昼まで家のベッドで寝ていた。

やはり、私は寝ている時間が好きである。

午後からは妻と2人で映画館に行こうと云うことになった。映画を観るのも久し振りである。新聞の映画欄を見たら、まだ夏休み期間中であるから子供向けの映画が多い様だ。仕方ないから、その中の「スパイダーマン ホームカミング」を選んだ。

例に依って「夫婦50歳割引制度」を使って観るから映画はコストパフォーマンスは抜群である。

最近のアメリカ映画は、アメリカンコミックスの主人公を主役にした作品が増えている様だ。確かにこれだと材料には困らないし、まぁそこそこに面白いものが作れるのだろうが、底は浅くて子供騙しの映画が増えている感じがするなぁ〜。

「アイアンマン」から物語も続いている様なのだが、全部を観ている訳ではないので意味が不明の箇所が出て来る。まぁ、意味が分からなくても大勢に影響はないんだけどね・・・。

これまた例に依って映画の内容は、まだ観ていない人の為に明かさないけれど、まぁ、そこそこ面白かったとだけ書いておこうか・・・。

映画を観終わった後、今度は自宅の所属する町内会の夏のリクリエーションがある。

リクリエーションとは言っても、老人ばかりだから、ここ十年位は、パークゴルフ大会などの屋外イベントは無しである。

近所の居酒屋に集まって、皆で会食をするだけの集まりになっている。

私が副会長になってからは、私のマジックの実演も恒例になっているが、今回は会場の居酒屋が狭いのと、私の方の準備が整わなかったことで行わずに、ただ皆で会話を楽しんだだけである。それでも、ご近所さんと身近に会って話をすることはコミュニケーション上も必要なことであろう。

今回、私は禁酒中なので、酒を飲まずに話しただけであるが、他の男性陣はグイグイと飲んで機嫌良くなり、結構、色々な話題で盛り上がったのであった。


■2017-08-21-Monday 勝毎論壇

2017.8.7十勝毎日新聞論壇掲載

「エンターテインメントな街」

この世の中、何事もエンターテインメントでなけりゃ、面白くない!

「エンターテインメント」を辞書で引くと「娯楽、気晴らし、演芸、余興、人を楽しませるもの、楽しむためのもの」等と出てくる。人生は一度きりなのだから、楽しまなけりゃ、つまらないじゃないか。

学校、勉強、仕事、スポーツ、恋愛、結婚、家庭、子育て、病気など等、人生には色々あるが、誰だって、ツマラナイなぁ〜、嫌だなぁ〜と思いながらやるのと、楽しいなぁ〜、面白いなぁ〜と思いながらやるのとでは、どちらが良いかは明白だろう。

中には、勉強はつまらないが、スポーツは好きだとか、はたまたその逆の人もいるだろうが、好き嫌いではなく、人生のすべてを楽しめば良いのである。

要は「考え方」次第だ。

以前、最近の「商売」にはエンターテインメント性が欠けていると指摘したことがある。効率性を追求するあまりに、機械的になっていく傾向がみられると感じたのだ。

会話は無駄だから、なるべくしゃべらずに機械的な対応をすることで効率性を上げようという目論見である。しかし、人間が機械的な反応をしたら、客は嫌な気分にしかならないので、人対人ではなく、人(従業員)を減らして機械に対応させるのだが、私は一方的な音声ガイドってのが大嫌いである。

店側のそういった方針が増えると、客の側にも他人との関りを嫌う人が増加して、それが当たり前の風潮の様になってきた。最新のスーパーマーケットでは、レジも店員が打つのではなく、客が自ら行うシステムが導入され始めている。

少子化で人口減少の時代になり、人手不足を補うためなのであろう。だが、究極の効率性ならば、店舗すらも不要になるのだから、ネットで販売すれば良いことになる。「買い物」からエンターテインメント性が失われてしまうと買い物自体がつまらないものになってしまいかねない。テレビ番組の劣化が激しい今日、質の良い「娯楽」がどんどんと減っていく。

「娯楽」は単に人を大勢集めれば良いというものでもない。中心街活性化を謳うなら、中心街に不足している事業で街の機能を充足させなくては意味がないのに、十分に足りている業態のイベントをやって既存を脅かすのは本末転倒であろう。

地方の特色をしっかりと研究し、その街に合ったエンターテインメントとは、何なのかを考えてから、短期的なイベントよりも長期的な事業での活性化を図ってもらいたいものである。


■2017-08-23-Wednesday 帰郷

お盆期間中には帯広に戻れなかった長女が

夫婦で、1週間遅れで帯広を訪れた。

私の健康状態を確認したかったのと、私の愛車を引き取りに来たのである。

私の愛車は「MINIクーパー」である。大学生の時から憧れていた車で、4年前にようやく愛車にすることが出来たのであったが・・・。

購入したのが2ドアであったが為に、私の母や義母などの高齢者を乗せるのには、非常に不便で不評であった。

後部座席に座らせるには、いちいち前部座席を前側に倒して、身体を折り曲げながら後部に入らなければならず、身体、特に足腰の不自由な老人にとっては、車の乗り降り自体が、大仕事になってしまうからである。

不評この上なく、何でこんな車を買ったのかと、乗せる度にブツブツ非難される始末であった。

老人を乗せるには4ドアの車でなければならないと妻も言い出したので、仕方なく4ドアのセダンタイプの車に買い替えることにしたのだ。

買い替えにあたり、下取り価格を聞いたら想像していたよりも遥かに低価格でしか買い取ってもらえない。2社からの見積もりを取ったのだが、差が無く安かったのである。

私は、ほとんど車を運転しないから4年間で、たったの1万キロ一寸しか走っていないのに・・・。当然ながら、傷一つ付いていないのにである。

私には、とても愛着のある車であるから、他人にこんなに安く渡すくらいなら、知人に譲ろうと考えて何人かに当たってみたのだが、急にはなかなか色好い返事が来なかったので、5月中旬に実家に戻っていた長女に聞いてみたら、譲って欲しいと云うので、私のMINIは、娘の所に行くことになったのである。

嫁いだ娘の所に、今度は愛車を嫁がせる気分であった。

新しい4ドアセダンの車は今月初旬に届いたので、長女夫婦が昨日、車を引き取りに我が家に来たというわけである。

夏場も何かと忙しいようで、翌日には苫小牧からフェリーで戻って行った。

思い入れのある愛車を引き続き娘夫婦が使ってくれるのは嬉しいことだ。そう云えば、私も妻の父親の愛車を引き継いで乗ったことがあったから、同じ様なことって続くもんだなぁ〜。ぜひ大事に乗ってもらいたいものである。


■2017-08-25-Friday 焦燥感

5月22日の人間ドックのPSA検査で

前立腺癌の疑いがあると指摘され、生体検査を受けた結果、6月29日には癌宣告を受けた。

この間、癌の心配をし始めてからは、かれこれ4ヶ月が経過したことになるが・・・。

8月9日に治療の準備段階の「金マーカー埋込」の手術はしたが、依然としてまだ本格的な治療は開始していない。

医者からは、前立腺癌は進行の遅い癌であるから2〜3ヶ月位はどうと云うことはありませんよとは言われているのだが、患者側にしてみれば、早くに治療を開始して安心したいものである。

気のせいなのか、どうも最近、頻尿の気配を感じる。

まだ、夜中(23:00〜06:00)にトイレに起きる事態にまではなっていないものの、昼間は1時間おきにトイレに行くようになったのである。

たしかに水分は以前よりも多めに摂取するようにはしているのだが・・・。

オシッコの我慢も以前よりは出来ない感じがするので、尿意を感じたら、すぐにトイレに駆け込むようにしている。オシッコを漏らすことだけは嫌だからだ。

8月16日にお腹に書かれた赤いマジックの線であるが、マジック線の上に透明なテープを貼って養生してある箇所は消えずに残っているが、テープが貼られていない箇所の何本かは既に完全に消えてしまった。

医者からは、たとえ消えても金マーカーを埋め込んであるから大丈夫とは言われてはいるのだが、それなら、恥ずかしくて銭湯にも行けない赤い線など引いてくれるなよと言いたいところである。

養生の透明テープも剥がれ始めてきたし、本格的な治療はいつ始めるのだろうか?サッサとやってもらいたいものである。


■2017-08-27-Sunday 関ヶ原

映画「関ヶ原」を観て来た。

昨日26日の封切映画である。例に依って「夫婦50歳割引制度」で二人で2200円はコストパフォーマンス抜群のエンターテインメントであると思う。

天気が良いし、このところゴルフもやっていないので、軽い運動がてら徒歩で映画館に向かった。

駅北側の押しボタン信号の前で、老女が一人何やらブツブツ言いながら待っている。横に立ったら「遅〜い、始まっちゃう・・・」などと言っている。信号が青に変わった途端に渡り始めたが、老人の足なので私よりも遅い。駆け足になって私を追い越そうとしたが、まだ何やらブツブツ話している。しばらく横並びで歩いていたら、私に向かって「ついて来ないでちょうだい」と怒って言うのである。

私は意味が分からずにビックリしていたら、妻が離れて歩きなさいと云うのでユックリと歩いて距離を広げたのだが・・・。何と同じ映画館に入って行くではないか。

1階のエレベータは2台である。その老女は真ん中のスイッチをせわしく押しながら「まだ来ない、まだ来ない、始まっちゃう」とブツブツ言っている。同じエレベータには乗りたくないなぁと思って距離をおいて待っていたが、右側のエレベータが到着してドアが開いたのに、その老女は乗ろうとしないので、私たち夫婦はその開いた右側のエレベータに乗り込んで7階の映画館に向かった。乗るエレベータにこだわりでもあるのかしら。

先に到着したら、その老女も左側のエレベータで7階に来て関ヶ原のチケットを購入している。横に座られて映画の間中ブツブツ言われたら、映画に集中出来ないなぁ〜と心配していたが・・・。

こう云う時代劇の観客は、中高年者が多い。前回観た「スパイダーマン」の客層とは明らかに異なる。

中に入って席に着いたら、あの老女の席は離れていたので安心したが、映画館の職員が付きっきりで何やら気に掛けている様子である。職員は老女の名字で話しかけていたからお得意様なのかもしれないが・・・。

映画が始まるまではブツブツ言っていて、その度に職員がシィ〜と言いに来て収めていたが、結局、上映中は話すこともなくて助かったのであった。

映画の内容は例に依って、まだ観ていない人の為に詳しくは書かないが・・・。

内容はともかくとして、役者の台詞がところどころ聞き難いのである。方言が多いというせいもあるのかもしれないが・・・。

私の耳が悪くなったのか、はたまた役者の滑舌が悪いのか・・・、日本映画にも字幕が必要になるかもね。


■2017-08-29-Tuesday 朝っぱらから

まったくもう!

朝っぱらから人騒がせなことだ!

今朝の6時頃に枕元に置いてあった私の携帯電話から妙な音が聞こえて来た。妻のスマホも同様である。

ア〜ッ!すぐに北朝鮮がミサイルを発射したな!とピンと来てテレビを点けたら案の定である。

しかしだ・・・。頑丈な建物に避難しろと言われてもなぁ〜。おまけに範囲が北海道から東北までの広範囲では、どこを目掛けて飛んでくるのかも分からないしなぁ〜。闇雲に避難してもなぁ〜・・・。

結局、トイレに行って小便をしてから、テレビを点けっ放しにしたまま再びベッドで横になっていた。

しばらくして、北海道の東側、太平洋の海上に落下したとの情報で、まずは一安心したが・・・。

後から、テレビでミサイルの飛行ルートを説明していたが、北朝鮮から函館の上空、襟裳岬の先を通過して太平洋に落下したという。

十勝方面には撃ってこないだろうと思っていたのだが、誤りであった。

北朝鮮は、アメリカの方角に向かって発射したかったのだろうが、そうなると日本の上を通過させなければならないが、しかし、日本の国土の「土」の上空部分を少なくして、なるべく「海」の上を通過させようという魂胆であろう。

北朝鮮にしてみれば、ミサイルを撃って挑発はしたいものの、万が一にでも日本の「土」の上に落ちたら、どんな事態になるのかは怖くて出来なかったというところであろうか?

確かに、このルートで、朝の6時ならまだ飛行機も飛んでいないかもしれないが・・・。

それでも、漁船が操業している可能性だってあるではないか。

帯広空港から羽田空港に向かうラインは、襟裳岬を通過するのだから、ちょうど線と線がクロスする経路である。時間帯が異なれば、飛行機にぶつかる可能性だって、決してゼロではないだろう。

まったく迷惑な野郎である。