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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2018-08-09-Thursday 当たり前?

人間と云うものは・・・

最初は、好意でしてあげたことに対して、少しは感謝する気持ちもあるのだろうが、年月が経っていくと感謝の気持ちが段々と薄れて、その行為を当たり前のことだと思う様になっていくのだろうか?

「親切心が仇になる」

我が社は、不動産賃貸業である。場所を貸して賃料を頂くのが商売である。

社交ダンスをやっていた父が昭和44(1969)年に建てたこのビルには、6階にダンスが出来る100坪ほどの面積の大ホールを設けた。

大ホールは催事用のスペースであるから常時使用している訳ではない。

当時、十勝観光協会と帯広観光協会の会長を兼務していた父は、まつりの際には踊りの参加者が浴衣に着替えをする場所や出演者の控室として、この大ホールを無償で提供していた。

父が協会の会長を退いた後も、同様に無償で貸していた。

平成4(1992)年に父が亡くなった後も、途中で場所は6階から地階に替えたが、今日まで無償で貸してきた。今年で50年にもなる。

が、近年、その使用法が酷いので、去年からまつりの実行委員会に「もう貸さない。他の場所を探して欲しい」と言っていたのに・・・。

今年も、当たり前の様に「貸して欲しい」と言ってきた。

それも、実行委員会の人間ではなく、その下請けの業者が、貸すのが当然のことの様にしてである。

例年、快適に使ってもらおうとして、我が社の社員が、事前、事後の準備やら掃除やらをしている。だが、借り手側の出演者らには、その辺の事情が伝わってはいないから、トイレも汚く使用するし、床にこぼした水も拭かずにそのままにしてあったのだ。あまりのマナーの悪さに堪忍袋の緒が切れて今年は貸さないことにしたのだった。

まつり実行委員会の人には「他所を当たってくれ」と言ったのだが・・・。

無償とは云いながらも、貸す以上は綺麗な状態にしておかなければ「坂本ビルの地階は汚い」なんて云う様な評判が立ったりしたら、ビル賃貸業としては逆効果である。本来は、貸して家賃を払ってもらう為の商品なのだから、空いているから良いだろうでは貸すことなぞ出来やしないのだ。

「他には無償で貸してくれる所が無いので何とか・・・」何度も来社するので、仕方なく、「今年だけ」と云うことで貸すことにしたが、半世紀にも亘って無償で貸したのだからもう良いだろう。