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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2019-10-06-Sunday 書評

週刊「新潮」10月10日号の書評欄

「Bookwormの読書万巻」に「嘘と正典(小川哲著)早川書房刊」の書評が載っていた。

評者は翻訳家・評論家の大森望氏で、書評の見出しには「SFと非SFの境界線上を軽やかに綱渡りする新星の短篇集とある。

書評の冒頭は『長篇「ゲームの王国」で日本SF大賞と山本周五郎賞を受賞し、エンタメ界の最先端に躍り出た新鋭・小川哲。本書はその彼の、待望の第一短篇集。全6篇のうち4篇は〈SFマガジン〉が初出だが、SF作品集というわけではない。SFジャンルの先行作を強く意識しながらも、SFと非SFの境界線上を軽やかに綱渡りする短篇が中心になる。巻頭の「魔術師」はその典型。小説は、希代のマジシャンだった父・竹村理道の経歴を息子が語るかたちで進んでゆく。最初に紹介されるのはサーストンの三原則。すなわち、「マジックを演じる前に、説明してはいけない」「同じマジックを繰り返してはならない」「タネ明かしをしてはならない」。理道はこの禁忌を破り・・・』と書いてある。

これは面白そうだ。マジック関係の書籍を蒐集する身としては、読んでおかなければならない。

早速、本屋に行って購入し、読んだのであった。

中身を詳しく書いてしまうと、それこそ「タネ明かし」になってしまうので、ここではストーリーについては書かないが、「マジシャン竹村理道」のモデルは「初代引田天功」であろうことは、マジック関係者ならすぐに分かる。

読後感としては、何ともスッキリしない作品であった。「SFと非SFの境界線上」の作品と云うことだから、こういう風な展開になるのかなぁ〜。

まぁ、面白いと云えば面白いし、新しい感性の作品ではあるなぁ〜。